マイナス1歳とは、胎児期つまり妊娠中のことです。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、むし歯菌(ミュータンス菌)はいません。
虫歯菌の感染ルートはただ一つ。
人の口から口へと感染します。中でも接触頻度の高いお母さんから乳幼児に感染するケースが
85%以上と多く、生後6ヵ月から3歳位がピークといわれています。
口うつしで食べさせたり、お子さんへのキスを何度もすると唾液に混ざった細菌が
感染してしまいます。
ですので、お子様のむし歯予防のキーワードは『お母さん』なのです。
しかし、母子のスキンシップはとても大切。心おきなくお子さんに接するためにも、
感染のリスクを低くしましょう。
そのためには、お母さんが持つ細菌の量を減らすことが重要です。
生まれてくるお子様を虫歯菌に罹患させないためにも妊娠中から取り組みましょう。
①生まれてくるお子さまにに虫歯菌がうつるリスクを下げるには
歯科医院で虫歯治療やクリーニングを行いお口の中に虫歯がない状態にしましょう。
またご家庭では虫歯菌のエサとなるお砂糖の量を減らし、丁寧に歯磨きを行ないましょう。
フッ素・キシリトールを取り入れることも効果的です。
②流産、早産、低体重児出産のリスクを下げるには
歯科医院で歯周病治療やクリーニングを行い、歯周病が進行していない状態にしましょう。
またご家庭では丁寧歯磨きをに行いましょう。
③出産後に歯を悪くしないためには
歯と歯茎のケアをしましょう